「たったひとつの全て」




いくら探してもどこにも見つからない 
手の届く場所には
形だけあるのに触れられない
もう過ぎ去ったから?

たくさんの夢 想い 華
ふいに吹く風が
ただひとつ残して 奪った
「不安」という重み

ただやめないで そう枯れないで
まだ蕾だから
諦めないで 歩き続けて
ここに居るから

そう何ひとつ たったひとつも
失ってはいないから
ここにあるから その手の中に
「不安」という名の殻の中

新しい暮らし 歩き出した君に
1ピースのパズル その意味はまだわからない
新しいひとつ また次のひとつ
手にするそのたび 出来ていく真実の形

だからそのひとつが 全てになる
今はただ探そう未来のかけら

ひとつずつ ひとつずつ 日々へ道へ夢へ 

みんないる みんないる すぐそばにいるから