「人が人である為の条件」




ふいに刺した向い風 静かに切れた頬の痛み
空き缶を投げつけられ 負け犬と罵られ生きる

あの日犯した間違い たった一度の過ち
人生の重さは何キロ 鉛いくつ分だろう

歩いてきた道も長いけど これから行く道の方が
何十倍も続いていく 重い 重い 荷物を背負いながら 歩き出す


繰り返す失敗に 悔やみきれぬ魂
病んでも果てても ページをめくるよ

時間は流れようと 上り坂
羽を休める場所はないけど

人が人らしくある為に


繰り返す失敗が 心を強くする
裏切りと言う名の 痛みも感じず

世界は回ろうとも 元に戻る
永久に抜けられぬ 無限の輪

人が人である為の条件

「愛」という一文字 を踏みつけた