「Sapphire」




秒針が刻む現実 降り注ぐ雨の重さ
生きている温かさは まだ感じられるけど
肩越しに伝う痛み 迫り来る冷たい闇
この鼓動が消える前に もう一度会いたい

確かに嘘が必要だった 涙にぬれた瞳をごまかす為に せめて
それは小さな幸せだった でも今は… 

避けられない時を この今を 闘う戦士よ
世界を背に 勇気を掴み 立ち向かえ
時の風を切り裂いて 明日へ 突き進むのならば
ありったけの愛を集めて 君に捧げよう

過去に輝く小さなサファイア 今剣に変えて 天高く翳す


嵐吹き荒れる荒野 遠くに輝く故郷
手の平に灯る灯が そっと氷り始める
激動の時代の中 向い風に帆を立てて
そっと開いたロケットに 涙が落ちてく 

立ち止まることも必要だった 君を探して歩いてさ迷って 時に
愛も正義も砕けて散る現代(いま) だからこそ…

追い続ける夢を 約束を 背負った戦士よ
振り返らずに 涙を拭いて 剣をとれ
空白を埋める空を 星を 見上げるのならば
「優しさ」という花束ねて 君に捧げよう

心に抱く小さなサファイア 今翼に変えて 飛びたて彼方へ