「Yシャツ」




小刻みに刻む音と 懐かしい香りが 朝の挨拶
眠たげな目をこすって 髪をかきむしる僕 それを笑う君

何不自由なく変わりも無い 暮らしの中
その笑顔 君 朝食 Yシャツ…

ゆっくり積み上げてきた積み木の その一番上に
君と僕とが立っているんだね きっと

時計の回る速さだとか 時の流れとか
そんなものは二人で決めれば良いんだ これから

平坦な道のはずだった 毎日の暮らし 去りゆく繰り返しの日々
優しい風吹くこの場所に 手を引いてくれた
二人で歩いてきたね ずっと…

君の柔らかい手が 差し出してくれた 白いYシャツ
袖を通した時 いつでも思うんだ

過去が 未来が 現在(いま)がある限り
守っていくよ ずっと… 

ここにある 君を 僕を 想いを 全てを
守っていくよ ずっと…