「しあわせ」



 なにがより幸せなのか

 結局出ないと分かっている答えを

 それでも人は求めようとする

 他人よりも 自分が幸せだという確信を


 そもそも幸せが何者なのか

 人はそれらの正体を知らない

 それでも人は求めようとする

 姿無き 形在る 何者かの影を


 それは 本当に

 "幸せ"そのものなのか

 それとも脆くて儚い "幸せの証明"なのか