「lurara」



 「もういいよ、疲れたよ」 へたりこむ道の上
 一人きりで置いてかれ マイペースと言い訳
 「俺は他とは違うから」 プライドだけはいっちょまえ
 そんな僕の前 差し出された君の手


 お気楽な君の頭 行き当りばったりな考え
 前向きな振りして実は 何も考えずに進んでく
 こっちは楽でいいけどさ 口ずさむように流れる歌
 ご機嫌とりのついで 後ろで口笛合わせるだけ


 今はカルイ歌だけ歌おうよ ぜんぶ忘れて
 明日には誰もが忘れてる そんな安っぽい歌でいい


 退屈だと思ってた日常は なにもないんじゃなくて
 ただ見ていなかっただけ 見失っていただけ
 普通なんてどこにもなかった でも全てが特別じゃない
 同じだとカンチガイするほど 忙しい日々の中

 君の手に触れて もう一度広がった世界