「闇の住人」




遮る闇の奥深くへ連れて行ったら
何も言わずにそっと息を殺して
すぐそばにいるはずの君は笑っているの?
近いけど遠い距離が越えられずに

走る走る… 西も東も無い
どこかにある『光』をただ探して
回る回る… 時を刻むすべも無い
目に見えない真実の影が嘲笑う

誰も知らない世界で もがきながら生きていく
感じる絶望は現実(リアル) 喜びは理想への階段
これが運命(さだめ)だと知って 流れてきたこの場所で
それでも夜明けを待つ 我は闇の住人