「愉快なる日常」



 愉しけりゃそれはいいのか

 人のモラルさえなければ

 愉快犯は今日も街角に溢れるのだろうか

 逆に 人のモラルなんて あるのかと問われれば

 愉快犯が今日も街角に潜む 昨今

 私は口をつぐむより他はないのだ



 昔の偉い人は

 人間は考える一本の葦だと言っていた

 今では 人間は その草切れの価値すらないようだが

 私は そんな自分達をおろかとは思わない


 ただ 立派過ぎてしまったんじゃないのだろうかと

 そんなことを 思う