「朽ちた揺り籠」



 地球というゆりかごに 安穏と揺られ続け

 すねをかじり尽くし 尚も飢えた人々へ

 こんなことになったのは 一体全体 誰が悪いのか なんて考えてる内は

 自分の足跡が付けてきた罪にすら 気付いていないのだろう

 そう その足跡は 君のものであり 僕のものでもある


 悔い改めろ と 私がいえた立場ではないし

 こんな軽い言葉に 突き動かされる君たちでもないだろう

 それでは 蝕まれ 滅んでこそ

 その人々の営みは 認められるのだろうか


 それでは あまりにも 哀しいのである